短編集『秋が降る』

「え!?」

思わずソファから立ち上がる。
スカイがびっくりして悲鳴をあげた。

「あ、あなた! なんでこんなところに」
スカイの言う声も聞こえない。

「カナさんが、カナさんがっ!?」

カナさんの部屋に駆け込もうとするのをスカイが止める。

女性なのにすごい力。

スカイは、トランシーバーのようなものに向かって、
「応援を、応援をたのみます!」
と言うと、私を無理やり部屋から遠ざける。

一瞬見える部屋の中。
もうひとりのスカイがカナさんのベッドそばに立っている。

カナさんの表情が見える。