短編集『秋が降る』

リビング、と呼ばれるところは思ったよりも外の光が入ってきていてまぶしかった。

窓の外にはうっそうとしげった木々と、果てしなく大きい空が見えるだけだった。

秋を迎え、木々が色づいている。

「座って」
小声でカナさんに言われて、テーブルに腰かける。

すぐにパラパラと人が集まって来た。
中にはスカイに抱えられるようにして運ばれてくる人もいた。

「三食きっちり食べないと、正確なデータがとれないらしいわ。だから、あんな姿になっても無理やり食べさせられるのよ」
憐れむような声で、そちらを見ようともせずにカナさんは言った。