短編集『秋が降る』

変な薬でも飲まされたのだろうか?

洗面台を見て、違和感に気づく。

「なんだろう?」

なんだかこの部屋・・・変だ。

でも、なにが変なのかすら分からない。

考えると、またあの頭痛がやってきそうで、私はそばの小さなタンスを開けた。
私の趣味とは程遠い服やシャツが並んでいる。

ここは、誰かの家なの?

唯一あるドアのほうへ足音をたてないように向かう。

耳をあててみると、向こう側から人の話し声が聞こえてきている。
複数の声。