香は馬に鞭を入れ、短く声をかけた。
馬は素晴らしく早く駆けた。
北だ。
北に、シオンがいる。
香には分かるのだ。
守護する者として。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
アイーダは、城から勢いよく馬で駆けて行く香を見て、ほくそえんだ。
腰には水袋と短剣、左側には長剣をさし、背中には弓を背負っている。
あの様子はおそらく、シオンを助けに向かったのだろう。
守護する者は、七色の瞳の乙女の居場所が自ずと分かる。
ケシアは最北の都で、この王都リアラから早馬でも三日はかかるはずである。
絶好の機会だ。
アイーダは、ゆっくりと城に近付いた。
馬は素晴らしく早く駆けた。
北だ。
北に、シオンがいる。
香には分かるのだ。
守護する者として。
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アイーダは、城から勢いよく馬で駆けて行く香を見て、ほくそえんだ。
腰には水袋と短剣、左側には長剣をさし、背中には弓を背負っている。
あの様子はおそらく、シオンを助けに向かったのだろう。
守護する者は、七色の瞳の乙女の居場所が自ずと分かる。
ケシアは最北の都で、この王都リアラから早馬でも三日はかかるはずである。
絶好の機会だ。
アイーダは、ゆっくりと城に近付いた。


