シオンズアイズ

勢いよく扉が開き、大きな声が響いた。

「シリウス様!七色の瞳の乙女の意識が戻りました!!」

「すぐ行く」

シリウスはヒマティオンを翻して踵を反した。

なんと…?!

アイーダは、眼を見開いた。

七色の瞳の乙女が、ここにいるのか!?何故だ?!

自分が噛みついて血を飲んだとき、とてもじゃないが立ち上がれる状態ではなかったはずだ。

それが何故、ケシアに?王子ファルは……?

もしかして、ファル共々捕らえられてケシアにいるとか……いや、それはない。

先程シリウスは、三人の逃亡した黄金族人間を探していると言った。