◇◇◇◇◇◇◇◇
あくる朝、シオンは小鳥のさえずりと、洞窟に射し込む日の光で眼が覚めた。
眼を開けるとすぐ前にファルの寝顔があった。
シオンはファルの男らしく整った顔を見つめながら思った。
こんなことが、あるのだろうか。
突然黒い煙にさらわれて、平凡だった暮らしから、突如異世界へ。
そこでひとりの男と出逢い、恋に落ちた。
不思議すぎる。
…そういえば、香はどうしただろう。
ニンフの話では、王から守るために、私を術で見えなくしたとか…。
結果として術は解け、私は王子であるファルに見つかってしまったけど…。
あくる朝、シオンは小鳥のさえずりと、洞窟に射し込む日の光で眼が覚めた。
眼を開けるとすぐ前にファルの寝顔があった。
シオンはファルの男らしく整った顔を見つめながら思った。
こんなことが、あるのだろうか。
突然黒い煙にさらわれて、平凡だった暮らしから、突如異世界へ。
そこでひとりの男と出逢い、恋に落ちた。
不思議すぎる。
…そういえば、香はどうしただろう。
ニンフの話では、王から守るために、私を術で見えなくしたとか…。
結果として術は解け、私は王子であるファルに見つかってしまったけど…。


