シオンズアイズ

ただ愛しげに甘い眼差しを向け、綺麗な口元を僅かに開いてこっちを見ている。

シオンは、そんなファルの顔に見とれた。

男らしく整った顔立ちの男に、突然言い寄られるなんて夢のようだと思いながら、呟くように言った。

「嫌じゃないけど、不思議で…私、」

「シオン」

シオンの言葉を遮り、ファルは再びシオンの唇に口づけた。

何度も角度を変えて優しく口づけると、片手でシオンの身体をなぞった。

「痛っ……!」

シオンは思わず身体を強ばらせた。

「すまない!……大丈夫か?」

ファルは咄嗟に身を起こし、シオンを優しく抱き寄せた。