シオンズアイズ

その直後、

「うっ!!」

シリウスが瞳をギラッと光らせて息を飲んだ。

弾き飛ばした魔剣を眼の端で捉え、オーディンはシリウスの姿を確認する。

「…………!」

一方シオンも何とか立ち上がり、必死で床を見つめた。

ああ、嘘!!そんなっ!!

「香ー!!!」

シオンは思い切り叫んだ。

シリウスの後方、十数メートルに香をみつけたのだ。

馬に乗った香が弓を構え、泣いていた。

シリウスの右腕に深々と、香の放った矢が刺さり、彼はフッと俯いてその矢を見た。