悪神ロキにたぶらかされ、良心を差し出す代わりに遠魔眼を手にした人間達は皆、不気味な眼に変化するのだ。
だが悪いことに、見抜けるのは神だけであり、普通の人間には眼の変化が分からない。
それ故に周囲の人間は、神に良心を差し出した事に気付かないのだ。
オーディンは苛立たしげに舌打ちした。
きっとシリウスは、『七色の瞳の乙女』を手放すという失敗を犯し、別の方法として悪神ロキと契約したのだ。
人が遠魔眼を手に入れたがる理由など限られている。
遠魔眼なら、神を見ることができる。
神の油断時を狙い、悪神に呪われた武器で葬ることも不可能ではない。
オーディンは咄嗟にシオンを見た。
「お前、後ろに下がってろ」
だが悪いことに、見抜けるのは神だけであり、普通の人間には眼の変化が分からない。
それ故に周囲の人間は、神に良心を差し出した事に気付かないのだ。
オーディンは苛立たしげに舌打ちした。
きっとシリウスは、『七色の瞳の乙女』を手放すという失敗を犯し、別の方法として悪神ロキと契約したのだ。
人が遠魔眼を手に入れたがる理由など限られている。
遠魔眼なら、神を見ることができる。
神の油断時を狙い、悪神に呪われた武器で葬ることも不可能ではない。
オーディンは咄嗟にシオンを見た。
「お前、後ろに下がってろ」


