そこへその、得体の知れないモヤモヤと漂う大きな青い光の塊を見つけたのである。
「ハッ!」
アルゴは一度馬を止めたが、グッと眉を寄せて短く掛け声をかけると再び馬を走らせた。
ちきしょう!なんだ、あれは!!
「香ーっ!!シオンー!!!」
愛剣を構え、鐙に掛けた爪先に力を入れて、アルゴは前を見据えた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「私の身をあなたに捧げますから、私の望みを叶えてください!」
シオンは一心にオーディンを見上げて懇願した。
オーディンはピクリと片方の眉をあげると、薄ら笑いを浮かべた。
「やだね」
……え……。
「ハッ!」
アルゴは一度馬を止めたが、グッと眉を寄せて短く掛け声をかけると再び馬を走らせた。
ちきしょう!なんだ、あれは!!
「香ーっ!!シオンー!!!」
愛剣を構え、鐙に掛けた爪先に力を入れて、アルゴは前を見据えた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「私の身をあなたに捧げますから、私の望みを叶えてください!」
シオンは一心にオーディンを見上げて懇願した。
オーディンはピクリと片方の眉をあげると、薄ら笑いを浮かべた。
「やだね」
……え……。


