シオンズアイズ

アルゴは香を離して正面から見つめると、ニヤッと笑った。

「なんとしても戦い抜き、生きて帰るぜ」

大きくて逞しい身体。

凄く男っぽいのに、可愛くて。

香は小さく息をつくと、アルゴの胸に頬を寄せた。

「うん、あなたの武運を祈ってる、心から」



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決戦の日が来た。

ロー帝国とアーテス帝国の国境に流れるサーガル川にリーリアス帝国とロー帝国の軍が集結した。

「皆、これより攻撃を開始する!各部隊長の指示を必ず守れ!我ら黄金族人間の物に手を出してただですむと思うなと、白金族人間に思い知らせてやるぞ」