シオンズアイズ

「……っ!
……アルゴ、殺されたいの?」

アルゴは190センチを越える長身で、体重も100キロを越えている。

こんなにも強く抱き締められると、どうにも出来ない。

「アルゴ、苦しい……」

「お前は、シリウスと戦うのか?それでいいのか?」

僅かに香が息を飲む。

「私は『守護する者』として、シオンを守るだけ。
それに愛し合ってたのは前世であって、現世じゃない。
……ただ……会いたいの。今のあの人に。それで」

香は言葉を飲み込んだ。

ただ、確かめたい。

あの日、突然の死が二人を別ち、離れ離れになって以来会っていなかった。