シオンズアイズ

その姿を見送りながら、シオンは思った。

……じゃあ、カイルは……。


『僕が……俺が、どんなに君を好きか、君は全然分かってない』

『シオン、君を愛してる。
君を誰にも渡さない!リーディックにも、黄金族人間の王子にも』


きっとシリウスに言われてた筈だ。

国の為にシオンを利用するから抱くなと。

なのに、カイルは……。

カイルの青い瞳を思い出しながら、シオンは思った。

カイルが、早く私を忘れて幸せになればいいと。