シオンズアイズ

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「……おい、どうなってる」

「知らないわよ」

「なんだよ、この空気は?何かあったのか?」

「あったらもっと和やかなんじゃないのか。なかったからこんな、ギスギス」

「マーカス」

黄金色の瞳が不愉快そうにマーカスを見据える。

「三人の胸の内を代表して声に出したまでだ」

シラーッとマーカスがそう言い、何もない石の壁を見つめた。

「話を元に戻せ」

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豪雨の翌朝、嘘のように晴れ渡ったケシアの都には、一人として白金族人間はいなかった。