シオンズアイズ

真っ直ぐで曇りのない黄金色の瞳は、自分の使命を理解し、これからもその信念を曲げる気はないと語っている。

「……分かってるよ!ほんとは、分かってる!だけど、怖い、怖いの……!」

怖いのに、なのに、愛しい。

シオンはそう言いながらファルに抱き付いた。

自分の胸に頬を寄せるシオンの背に腕を回し、ファルはきつく抱き締めた。

「シオン……」

「ファル、あなたが好き。離れてから一日だって忘れた日はないわ。でもどうしていいか分からないの」

「分かってくれ、シオン」

「分かってるの。国を守るためには仕方がないって。私が生きていた時代にも戦争はあったから。でも怖い。あなたが殺されるのも嫌だし、あなたが誰かを殺すのも、怖いの」

「…………!」

互いに抱き合い、愛していると囁いているのに、目に見えぬ距離を埋めようがなく、二人はこれ以上なす術がなかった。