シオンズアイズ

暴れるシオンの両手首を束ねるようにして掴むと、カイルは顔を歪めた。

「君は分かってない」

だめだ、両足の上に乗られて身動きがとれない。

カイルの瞳が切なげに光った。

「カ、イル」

「僕が……俺が、どんなに君を好きか、君は全然分かってない」

カイルは言うまいといったようにかぶりを振ってギュッと眼を閉じたが、やがてフッと笑うと、諦めたように口を開いた。

「……今から君を抱いて……分からせてやる。俺の想いを」

嘘、でしょ。

「やだ、やだ、カイルッ!」

熱をはらんだカイルの眼がシオンを捉え、艶っぽく光った。