シオンズアイズ

「リーディックは何も悪くない!悪いのはカイルよ!!」

カイルはシオンに背を向けて、窓の外の吹き降る雨を見ていたが、苛立たしげに振り向くとシオンを見据えた。

「……君は何やってたんだ。馬を見に行ったんじゃないのか。どうしてアイツと抱き合ってたんだ。君は男なら誰でもいいのか。とんだ淫乱だな」

なんですって……?!

リーディックとの話は一言では言えないし、言う気もない。

リーディックの事情が絡んでいるのだ。

「カイルに関係ない!リーディックは友達なのよ!なのに……何て事するのよ!」

「友達!?笑わせるな」

一瞬鼻に皺を寄せて嫌悪感を顕にすると、カイルはイラついたままの瞳でシオンを見下ろした。