シオンズアイズ

「リーディック、あなたはきっと根っからの悪人じゃないと思うわ。だって、泣いてるもの」

リーディックはかぶりを振り、自嘲的に笑った。

「俺は女を犯そうとしたんだぜ?!それに、お前の事だって」

「でも、後悔してるんでしょ? 」

「俺は、こんな生き方しか出来ないんだ。多分、これからも」

「 後悔してるなら、改心出来る。あなたはもうきっと繰り返さないと私は信じるわ。
ねえ、リーディック。一緒にアーテス帝国に帰りましょう。私があなたのお母さんを治してあげるから」

リーディックは、信じられずに眼を見開いた。