アイーダは焦った。
守護する者が馬をかけて城から走り去ったあと、アイーダは、門兵に声をかけた。
門兵はアイーダを一瞥すると、はっきりとした口調で言った。
「帰れ。具合が悪いなら町医者にみてもらうんだな」
取り付く島もない勢いで、跳ね橋がギリギリとけたたましい音と共に上がっていく。
「お待ちくださいませ!私はケシアで、傷を負っている七色の瞳の乙女を見ました!」
門兵が大きく腕を上げて合図すると、跳ね橋がピタリと止まった。
「女、それは本当か」
「はい!是非ファル様にお取り継ぎを」
門兵は、僅かに首を傾けてアイーダを凝視した後、低い声を出した。
「なぜ、リーリアス帝国国王ではなく、王子に?」
守護する者が馬をかけて城から走り去ったあと、アイーダは、門兵に声をかけた。
門兵はアイーダを一瞥すると、はっきりとした口調で言った。
「帰れ。具合が悪いなら町医者にみてもらうんだな」
取り付く島もない勢いで、跳ね橋がギリギリとけたたましい音と共に上がっていく。
「お待ちくださいませ!私はケシアで、傷を負っている七色の瞳の乙女を見ました!」
門兵が大きく腕を上げて合図すると、跳ね橋がピタリと止まった。
「女、それは本当か」
「はい!是非ファル様にお取り継ぎを」
門兵は、僅かに首を傾けてアイーダを凝視した後、低い声を出した。
「なぜ、リーリアス帝国国王ではなく、王子に?」


