シオンズアイズ

「君って……可愛いよね。ついでに言うと、僕も好きだよ、気の強い女が」

言いながらシオンに顔を近づけ、その唇を見つめた。

「……気の強い女を、自分のモノにするのが、たまらない。
……そのうち、僕じゃなきゃダメだと言いながら、鳴かせるのが、趣味なんだ」

整った顔立ちに冷たい笑みを浮かべたカイルを見て、シオンは、背筋がゾクッとした。

「……そのうち、君もそうなる。
夜ごと僕に抱かれて、僕じゃないと、イケなくなる……」

「死ねっ!」

セクハラだ、こんなの!

女の敵だ、あなたなんかっ!

地獄へ落ちろっ!

シオンはカイルの頬を平手打ちしようとした。

「悪いけど、もう油断はしない。君の事は気の強い凶暴女だと位置付けたから」

あっさりとシオンの振りかぶった手首を掴み、カイルは浅く笑った。