シオンズアイズ

「無理矢理飲まされたくなかったら、自分で飲めよ。子供じゃないんだから」

言いながら、ムッとしているシオンを見てクスリと笑った。

「飲むわけないでしょ!毒だったらどうするのよ!」

するとカイルは小馬鹿にしたようにシオンを一瞥した。

「殺すくらいなら、手当てなんかするかよ」

「ふん、あなた達なんて信用できない!人に剣を突き刺して、逃げないようにするなんて、酷すぎる!」

言い終えて、シオンはカイルを睨んだ。

カイルは、薄い毛布をめくってシオンの足の甲を見つめると、眉を寄せた。

「まずい、包帯が真っ赤だ」

「え?」

シオンは顔をしかめながら、身を起こした。