シオンズアイズ

流し終えるとゆっくりと唇を離し、鼻と鼻が触れる距離で囁いた。

「化膿止めです。……毒じゃない」

最悪、この人!

マジで、ムカつくー!!!!

だって、そうでしょ!?

嫌がってるのに、無理矢理キスして飲ませるってどうよっ?!

シオンはカイルをキッと睨んだかと思うと、ガンッと彼の額に頭突きをした。

「……っつっ!!」

予想外の不意打ちをくらい、カイルは眼を剥いてシオンを見た。

「無理矢理こんな風に飲ませるなんて、最低!」

シオンが怒りに任せて叫ぶと、カイルはフッと笑い、それまでの口調をガラリと変えた。