シオンズアイズ

足音が近くなり、やがて眼の前に、青い瞳のあの男が姿を現した。

男はシオンの傍まで来ると床に膝をつき、至近距離からシオンの顔を覗き込んだ。

「痛みますか?」

低く静かな声。

シオンは身を起こそうと体をよじった。

「ご無理をなさらないでください。あなたは今、ボロボロだ」

青い瞳の男は、優しくシオンの肩に手を起き、その動きを制した。

「僕は、カイルといいます。シリウス様からあなたの世話係を申しつかりました」

シオンは、起き上がるのを諦めて、カイルと名乗った青い眼の男を見つめた。

「私は……殺されるのですか?」

全身が痛くて、声が掠れた。