シオンズアイズ

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シオンは激痛で目覚めた。

シリウスに刺された左足の甲には、しっかりと布が巻き付けられ、手当てがされていた。

足を押さえて泣き叫ぶシオンの前に、彼の部下らしき人物が現れたかと思うと、無理矢理苦い液体を喉に流された。

それからの記憶がない。

ただ彼の、冷たい海のような青い瞳だけを覚えていた。

「お目覚めですか?」

急に声がして、シオンはビクッと身体を震わせた。

反射的に身を固くし、部屋の隅に眼をやる。

真横のランプの灯りが逆光となり、声のした方が暗くて見えない。

怖い。

「そんなに怯えないで下さい」