もういやだ。こんなの耐えられない。 自分じゃもうどうしようもない。 誰も助けてくれない。 誰も声をかけてくれない。 誰も、誰も、誰も、誰も……――。 「あー、クサい。ホント、アンタって汚物だよね」 すると、後頭部にシューッと何かを振りかけられた。 恐る恐る振り返ると、消臭スプレーを構えた愛海が冷めた目であたしを見つめていた。