あたしの人生っていったいなんだったんだろう。 「……――女性一名発見!!ケガをしている模様。応援を!!」 ついに警察が入ってきた。 早くいかなくちゃ……――。 再び意識を脳の奥の方へ押しやる。 もう二度と出てくる気はない。 あたしだけの世界へ……――。 辺りがサァーッと明るくなる。 そこへ降り立つと、幼い頃のあたしが笑顔で手招きしていた。