恋する白虎

「杏樹」

杏樹は、ばくばくとカレーを頬張ると、急いで食器を片付けようと立ち上がった。

「杏樹」

む、無視も限界だわ。

「言ったけど」

「俺のどこに、惚れたんだ」

ぎゃあ、聞かないでよっ。

「そ、それは」

杏樹は心の中で思った。

まず、ルックスでしょ。

均整のとれた体に、中高で整った顔立ちが凄く素敵だと思ったのよね。

それから一ヶ月間くらい私は毎日会いに行って、話をして…。