恋する白虎

「ええっと」

「何だ」

「だ、だからね、」

ああ、もうっ!なんて言おう!?

杏樹は、緊張と不安で胸の中が騒がしく、上手く自分の思いを言葉に出来ないでいた。

どうせなら、ロマンチックに言いたい。

だって、一生に一回しか言わないから。

杏樹は、どうしても自分から言いたいのだ。

けど眼の前の、大好きな男を見ていると、今から自分が言おうとする言葉の大きさを感じて、倒れそうになる。

だっ、大体、こんな大事なことを言うのに、寝そべったままなんて、ありえないわ。

杏樹はガバッと起き上がった。

つられて永舜も身を起こした。