恋する白虎

「あなた!!」

永神はビクッとして眼を開いた。

「あなた、遠眼で息子達をみてるのでしょう!?」

……妻であり、二人の息子の母でもある響が、いたずらっぽい眼差しで優しく睨んだ。

「ヒビキ」

「程々になさいませ」

響は永神の手をそっと握り、ふわりと微笑んだ。

それから嬉しそうにゆっくりと口を開いた。

「永舜も、無事、百年の修行を終えそうですね」

「嬉しいか?」

永神が優しく問いかけると、響は大きく頷いた。