恋する白虎

「そ、それは」

顔全体がカアッと熱くなり、永蒼はうろたえた。

なんだよ、ちきしょう。

永蒼は、観念した。

「バカか。お前に惚れてるからに決まってんだろ!」

そうだ俺は……お前に惚れてるんだ。

永蒼は、リンから眼をそらし、ぎこちなく遠くを見た。

その時、

「はい、そういたします、永蒼さま」

フワリと風が動き、リンが永蒼の胸に頬を寄せた。

リ、リン……。

永蒼は、うるさいくらい高鳴る自分の胸の音と、リンの甘い匂いを感じて眼を閉じた。