恋する白虎

「俺以外の男を見るな。話もするんじゃねえ。俺以外の男と親しくすんな」

「え?」

呆気に取られたリンは、ポカンとして永蒼を見つめた。

永蒼は、驚きを隠さず、マジマジと自分をみているリンに気付き、ハッと我に返ったが、言ってしまった言葉をもうどうすることも出来なかった。

ちきしょう。

なんだ、これじゃ、俺のが子供じゃねーかよ。

永蒼は、首を振ってから、ホッと息をついた。

「いや、あのな、リン……」

「どうしてでございますか?」

ど、どうしてって……。

リンは、不思議なものでも見るような眼差しで、真っ直ぐに永蒼を見ている。