恋する白虎

前みたいに妬いてるそぶりもまるでねーし……。

蘭寿草の影響で、俺の事を忘れてしまったのが原因なのは、分かってる。

けど、つきっきりで看病し、いい感じになったのは、事実だ。

見つめ合って口づけだってした。

「あいつ、何考えてんだ……」

……ん?

……雨か……?

いつの間にか晴れた空から、キラキラと光る雨の糸がいくつも落ち、あたりが七色の光に美しく彩られた。

その時である。

「おいリン、晩飯一緒に食おうぜ」

永蒼は、声のした方を反射的に振り返った。