恋する白虎

そんなリンに永蒼は苦笑しながら、杏樹を見て言った。

「お前は?杏樹」

杏樹は、すかさず、

「私は別に。リンさんほどじゃありません」

永蒼は大きく笑った。

「なんだよ、つまんねえ」

「ところで、本当にどこにいってたんですか?永蒼さま」

リンが尋ねると、永蒼は精悍な頬を撫でながら口を開いた。

「ちょっと蘭寿草を集めにな。これから大量にいるから、しばらく留守にしてたんだ」

蘭寿草…。

私が飲んだ薬だ。覚えてないけど、死にそうだったから、蘭寿草を飲ますしかないと言われたらしくて…。