勝手に百人一首

そしてまた、沈黙。





………うー、もう、どうしたらいいんだか………。






ハンドルをぎゅっと握りしめて、俯いていると。






「あっ! 今井と神山!!」






後ろから、自転車に乗った三人組が猛スピードで近づいてきた。




サッカー部の大石くんと原田くん、福原くんだ。





一瞬、今井くんが嫌そうな顔になった。






「なになに、お前ら一緒に帰んの!?」






今井くんの横に並んだ大石くんが、やけに嬉しそうに訊いてくる。






「マジでーっ!?

なになにやっぱ付き合ってんの!?

今井、告ったの!?」