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『………高校生だね、もう』


卒業式を終えて、今は幼なじみと遊びに来た。


「やだな、早くて」


私が飲んでいた紅茶の氷が、カランと音をたてた。


あれから、倉田とは当たり前だけど

会えてはない。


………返事もあのまま。


『アンタどーすんの、倉田のこと』


そう言った幼なじみは、私が倉田のことを

好きだったこと知ってる。


悩んで諦めることにしたってことも、

全部言った。