「あれ?気のせいかな」


そうしてドアが閉まる音が聞こえた。


優里の声が聞こえて隠れたけど、

もし由美ちゃんたちも一緒に見たらややこしくなる。




「美咲ったらみんなが部屋にいるのに、
俺と部屋で2人なんて大胆だな」



「何言ってるのよっ//」



輝はこの状況をどう思ってるのか。




「何で私の家に来て、
輝が私服に着替えてるのっ」



「だって、制服かったるいし」



「嘘。いつもは帰っても制服着てたりするじゃん」



輝の私生活を思い出すと、

ワイシャツ姿で過ごしてることのが多いはず。




「え、そうだっけ?」


と、とぼけた顔をされる。


これは完全に確信犯だ……。