「さ、千秋さん。ここの和室使ってくれ。」 近藤に使うように紹介された部屋は とても立派な部屋だった。 机やタンス など 必須生活家具はそろっているのだが、 広い。 それに加え、 嬉しいことにおじいちゃんとの思い出が強い 囲炉裏も部屋にあり、 さらに、更には奥に 縁側があり、美しい水琴窟(すいきんくつ)がある庭が 見える。 なんとも豪華すぎるこの部屋。 一人で使うには広すぎる程だ。