新撰組綺談~悠月ナ草~






「フェレット”ちゃん”じゃないですよ。そいつ、オスです」


「あ、そうなんですか?」


「はい」



オスか…じゃあ、名前は…名前は…、


「じゃあ名前は…………豆助!!!!」


「豆助??」

千秋の手のひらで豆助は丸まって毛づくろいをしている。



「なんとなく、ころころしてるからこの子」






そう言うと、沖田がさもおかしそうに笑った。