いつも通りに図書室にいくと、涼太がもういた。



「どうしてクラスでは怖くなっちゃうの?」


気づいたらこんな言葉を口ばしっていた。


「別に。いつも通りだし。
図書室だからって態度変えてないけど?」


「そう?私にはそうは思えない。
教室にいるときは、話かけれないくらい怖い。」



「そんなのっ!お前に関係ないだろっ!」


そうだよ。
どうしてこんなにムキになるの?

自分がわからない。

でも、私は


「涼太にクラスの人と仲良くなって欲しいの!
あなたの良さをわかって欲しいのっ!」


これだけは分かっていた。

だからちゃんと伝えた。

この想い届いてくれるかな?


「わかったよ。悪かった。


…でもここ図書室だから静かにしないとな?」


「あっ!」


そうだ!図書室だった。


思い出したとたん恥ずかしくて、顔が熱くなった。