無責任に恋しよう




廊下の窓から入る朝日に照らされて、二人の生徒がキスをしていた。

私たちに気がついた二人はそそくさと逃げるように去っていった。


「ね、決まりなんか守らないでしょ…明ちゃん?」

明ちゃんは顔を真っ赤に染めて、立ち尽くしていた。

「明ちゃん??大丈夫?」

「ほ、穂花…私、あんなこと言わなきゃ良かったのかも」

「『恋愛禁止』?」

「今の二人、すごく幸せそうだった…」

「そうだね…邪魔しちゃったね。でも今になってそう思ってももう…まあ明ちゃんが言わなくても、遅かれ早かれ学園長は恋愛禁止にしてたと思うよ。だから変に責任感じなくていいよ」

「責任を感じなくていいの…?」

「多分」

「じゃあ言う」

「へ?」