無責任に恋しよう




沈黙を破ったのは明ちゃんだった。

「嬉しい…穂花!」

明ちゃんは私にかけよる。私は彼女を抱き締めた。暖かい。嬉しくて幸せな気持ちが込み上げてくる。



「いいのかな…生徒会長の私が…校則破って」

「ばれなきゃいいの」

「なにそれ…あはは」


優しい風が吹いた。

何気なく空を見上げる。
気づかなかったけど、今日ってこんなに晴れてたんだ。



「穂花、教室戻らなくていいのかな」

「確かにもうすぐチャイム鳴るね…でも私まだ明ちゃん抱き締めてたい」

「…わ、私も…」

いつもより少し、軽くなった明ちゃんの声。
その声を聞いて私は嬉しくなった。


「まだキスもしてないしね」

「え、え?わ、私まだキスは早いと思う…!」

明ちゃんはあわてて私から離れた。
すごく照れてる。

「あはは、冗談だよ。でももう少しイチャイチャしてから」

「…」

明ちゃんは小さく笑った。

それから少しためらうように私に再び近づいて