授業中、明ちゃんが言ったことを考えていた。
あれは、どういう意味なのか…明ちゃんは私のことが好き、ってことでいいのか。
だとしたら私は明ちゃんをどう思ってるのか。
何か1つのことを真面目に考えるのは初めてかもしれない。
今までは何となく、人に迷惑をかけない範囲で自分の好きなように生きてきた。
物事を深く考えたことなんか無かったかも。
明ちゃんは…
昔から仲が良くて、今でも親友で。
真面目で頑固に見えるけど、少し気が弱いところもあって。
そういえば、明ちゃんてみんなの前では弱いところ見せないなあ。
いつもみんなの前ではしっかり者であろうとしてる。
生徒会長だから、みんなのお手本にならなきゃ、って
いつも頑張ってる。
でも私に対してだけは、弱いところも小さな悩みなんかも、見せてくれるし教えてくれる。
…そう考えるのは自惚れてるのかな。
でもずっと一緒にいる分、他の人以上に私が明ちゃんを知ってるのは間違いない。
みんな明ちゃんを「冷たそう」っていうけど、ほんとは可愛いお花とか動物とか大好きで。
「堅そう」っていうけど、明ちゃんの笑顔は優しくて柔らかくて眩しい。
私だけが知ってることが、たくさんある。
それが何故か嬉しくなる。
何だろう、この気持ち。

