百花繚乱―新選組―  第二幕



池田屋が終わってから、少し…。


ほんの少しだけど、甘えん坊になった平助君は、前よりも可愛い。




でも、最近は前のように‘僕’ではなく、‘俺’と言い始めた。



原因は私。

先週、平助君に


『平助君、可愛くなったよねー。』

なんて言うと、案外気にしていたらしく、



『男らしくなる!!』


なんて言って、‘俺’と言い始めたのだ。




少し背伸びをしている平助君はとっても可愛い。





そんなことを考えていると、突然、吐き気に襲われる。



「どうした?

顔が少し青いけれど…。」



「ううん。

なんでもない…。
ありがと。」


そう言って平助君に微笑む。


吐き気は一瞬で治まったけれど、最近こういうことが多くなってきていた。





少しずつ、少しずつ…。

体に変化が訪れている。



「さぁて!!

ごはんの準備でも、してこようかなぁ!!」


そう言って、不安を拭いとるように大きな声を出して立ち上がった。


「平助君、行ってくるね!!」


「うん。」