池田屋が終わってから、少し…。
ほんの少しだけど、甘えん坊になった平助君は、前よりも可愛い。
でも、最近は前のように‘僕’ではなく、‘俺’と言い始めた。
原因は私。
先週、平助君に
『平助君、可愛くなったよねー。』
なんて言うと、案外気にしていたらしく、
『男らしくなる!!』
なんて言って、‘俺’と言い始めたのだ。
少し背伸びをしている平助君はとっても可愛い。
そんなことを考えていると、突然、吐き気に襲われる。
「どうした?
顔が少し青いけれど…。」
「ううん。
なんでもない…。
ありがと。」
そう言って平助君に微笑む。
吐き気は一瞬で治まったけれど、最近こういうことが多くなってきていた。
少しずつ、少しずつ…。
体に変化が訪れている。
「さぁて!!
ごはんの準備でも、してこようかなぁ!!」
そう言って、不安を拭いとるように大きな声を出して立ち上がった。
「平助君、行ってくるね!!」
「うん。」


