「え…?」
身を乗り出して聞いてくる原田さんに後ずさりをしながら言う。
その言葉を聞いた瞬間、固まる原田さん。
「…失礼しまーす…。」
私は石化した原田さんをよそに、その場を後にしたのだった。
――――――――――
「みーなっ?」
そう言って部屋にいた私に後ろから目隠しする彼。
「んー、誰ー?」
わかってるけど、あえて知らないふり。
「美奈ちゃーん、誰でしょー?」
「んー…。
わかんない。」
そっと目隠ししていた手を外される。
「ちょっと美奈ー。
恋仲のことわかんないってどういうことー?」
ぷくっと頬を膨らませて私の顔を覗き込む平助君。
そんな彼に、私はつい吹き出してしまった。
「ちょっと美奈ー?」
ニコニコ笑顔で聞いてくる平助君。
「ごめん、つい、おかしくって…。」


