百花繚乱―新選組―  第二幕



毎日のように八木さんが糠床をかき混ぜているはず…。




「ぬかずけ…できるかも。」




たしか土方さんが大好きな沢庵もぬかに漬けることでできたはず。



「すいませーん!!


えっと…大根と白菜と豆腐ください!!」




「まいどあり!!」



ルンルン気分で屯所に向かう。



「八木さんにぬかずけのやり方おそわろーっと!!」



道の真ん中をスキップをしながら通る。



するとある人物とすれ違う。


後世で日本の偉人として語り継がれる人。



でも、美奈は気が付かなかった。





「なんじゃ、奇怪なおなごじゃのー。」


ケラケラ笑いながら歩き出す彼。



才谷梅太郎。


またの名を


坂本龍馬。




今、美奈とすれ違った彼こそがあの坂本龍馬だったのだった。