美保ちゃんは顔を赤くしてモジモジしだした。


「私、留貴くんが好きなんです」


「そーなの!? え、てか、彼女じゃないの?」


「ち、違いますよぅ」


そっか。
彼女じゃないんだー…。


「だから、いつも近くにいれるまどかさんが羨ましいんです」


そうなのか。
可愛いなあ。


そんな事を考えてると、スーパーについた。


素麺だけじゃお腹空くだろうから、生姜焼きも作ろうかな…。


「美保ちゃん、好き嫌いない?」


「はいっ、無いです」


ほんと、お人形さんみたいに可愛いなあ。


「美保ちゃんて、絶対モテるよね」


って、これ留貴にも言ったか。


「もももももも、もてないですよ!!」


「えー、可愛いのに?」


美保ちゃんが真っ赤になってしまったので、からかう事はやめた。


「美保ちゃんは、留貴が好きなんだもんね」


そう言うと、美保ちゃんはコクンと頷いた。