え?本当に、ヤキモチ?
私は驚いて、目を丸くした。


「留貴って、可愛いとこあるね~!」


「うるさいなー」


あら、顔真っ赤にしちゃってる。
可愛いなあ。


「大丈夫だよ、留貴の事は大切だもん」


「家族として?」


え?家族として…
だよね?


「俺は、違うから」


「違うって、どうゆう事?」


私は、首を傾げた。



「俺は、まどかが好きだから」


…へ!?


「ずっと、姉としてなんて、思ってなかった。 ずっとずっと前から、まどかが好きだったんだ」


留貴が…私のことを?


「返事は、聞かない。 俺がもっと大人になったら、もう一回告白するから」


留貴はそう言ってニコリと笑った。


私は…留貴の事、どう思ってるんだろう。