週末。私は留貴と美保ちゃんと一緒に待ち合わせ場所に向かっていた。
「ごめんね、美保ちゃんまで誘っちゃって…」
「いえ! 遊園地大好きだからうれしいです!」
と、ニコッと笑って言ってくれた。
遊園地の入り口まで行くと、多川さんが小さく手を振っていた。
「あの人?」
と、留貴が言う。
私が頷くと、留貴はただ、ふーんと呟いた。
「こんにちは、多川さん。 お待たせいたしました!」
「いや、さっき来たばかりだから」
「本当ですか? 良かったです! あ、えーと…この子が前に話してた留貴です。 この女の子が美保ちゃん」
「はじめまして。 多川です。 今日はよろしくね」
多川さんはさわやかに笑って挨拶して、美保ちゃんもさわやかに挨拶していた。
留貴はというと…
「よろしくお願いします」
と、無表情で言っていた。
もっと心こめて!留貴!!
「じゃあいこっか?」
多川さんは、あんまり気にしてない様子だったから良かった、と胸を撫で下ろした。
「ちょっとー、留貴! もうちょっと愛想よくしてよー」
「いつも俺、こんな感じじゃん」
「そうだけどー! 私の友達とかに会うときはいっつも爽やかーに挨拶してくれるじゃん! あんな感じで…」
「だって、あいつは友達じゃないでしょ?」
「あ、あいつとか言っちゃだめ!」
なんか、今日の留貴は変!
いつもは礼儀正しいのに~!
「ごめんね、美保ちゃんまで誘っちゃって…」
「いえ! 遊園地大好きだからうれしいです!」
と、ニコッと笑って言ってくれた。
遊園地の入り口まで行くと、多川さんが小さく手を振っていた。
「あの人?」
と、留貴が言う。
私が頷くと、留貴はただ、ふーんと呟いた。
「こんにちは、多川さん。 お待たせいたしました!」
「いや、さっき来たばかりだから」
「本当ですか? 良かったです! あ、えーと…この子が前に話してた留貴です。 この女の子が美保ちゃん」
「はじめまして。 多川です。 今日はよろしくね」
多川さんはさわやかに笑って挨拶して、美保ちゃんもさわやかに挨拶していた。
留貴はというと…
「よろしくお願いします」
と、無表情で言っていた。
もっと心こめて!留貴!!
「じゃあいこっか?」
多川さんは、あんまり気にしてない様子だったから良かった、と胸を撫で下ろした。
「ちょっとー、留貴! もうちょっと愛想よくしてよー」
「いつも俺、こんな感じじゃん」
「そうだけどー! 私の友達とかに会うときはいっつも爽やかーに挨拶してくれるじゃん! あんな感じで…」
「だって、あいつは友達じゃないでしょ?」
「あ、あいつとか言っちゃだめ!」
なんか、今日の留貴は変!
いつもは礼儀正しいのに~!


