「美保ちゃんは、留貴に告白したりしないの?」
こそっと、美保ちゃんに言った。
美保ちゃんはボールを下に落とした。
「こっここここ、こく、はく?」
真っ赤になっているところが可愛い。
「うん、告白」
「そ、そんなの無理です」
どうして?と私が言うと、美保ちゃんは黙って顔を押えた。
「でも、こんなに仲良いのに?」
「仲良く、ないです。 私が一方的に…。 名前で呼び合ってるのだって、私から頼んだだけだし」
美保ちゃんは落したボールを拾って、洗った。
「まどかさんは、彼氏いるんですか?」
「いないよー。 長いこと」
「好きな人は?」
「いないよー」
「美人なのにもったいない…」
そ、そんな事言ってくれるのはあなただけよ!と心のなかで叫び、美保ちゃんをぎゅうっと抱きしめた。
「あの…まどかさん。 沸騰してますけど」
抱きしめられたまま、キッチンを指さす美保ちゃん。
「あ、ごめん」
私はあわてて鍋の火を緩める。
こそっと、美保ちゃんに言った。
美保ちゃんはボールを下に落とした。
「こっここここ、こく、はく?」
真っ赤になっているところが可愛い。
「うん、告白」
「そ、そんなの無理です」
どうして?と私が言うと、美保ちゃんは黙って顔を押えた。
「でも、こんなに仲良いのに?」
「仲良く、ないです。 私が一方的に…。 名前で呼び合ってるのだって、私から頼んだだけだし」
美保ちゃんは落したボールを拾って、洗った。
「まどかさんは、彼氏いるんですか?」
「いないよー。 長いこと」
「好きな人は?」
「いないよー」
「美人なのにもったいない…」
そ、そんな事言ってくれるのはあなただけよ!と心のなかで叫び、美保ちゃんをぎゅうっと抱きしめた。
「あの…まどかさん。 沸騰してますけど」
抱きしめられたまま、キッチンを指さす美保ちゃん。
「あ、ごめん」
私はあわてて鍋の火を緩める。


