歌が運ぶ二人の恋

【正宗】

俺は、リビングの部屋へと行き冷蔵庫の中を覗く。

「こんだけ色々と買い揃えていると、何を作るか迷うな」

蘭が何を好きなのか分からないし、とりあえず簡単なものでオムレツとか作るか。

他にも軽く野菜とかを。

冷蔵庫の中から食材を取り出し、俺は腕まくりをする。

「さてと、俺の料理の腕の見せどころだ」

と言っても見ているやつなんていないけどさ。

とりあえず、必要な食材をだしてきぱきと手を動かしていく。

そして数分後――

「まぁ、こんなもんだろ?」

俺は、作ったオムレツを机の上へと置く。

その周りに野菜とかも置く。

「正宗、ご飯できた?」

「できたよ、早く来いよ」

蘭は、濡れた髪をタオルで拭きながら出てきた。

「お前なぁ、髪乾かすとかしねぇのか?」

「うん、しないよ。ほとんど自然乾燥」

自然乾燥って。

「それより、正宗の作ったご飯美味しそう!」

「まぁな、食ってみろよ」

「うん!」

俺は、蘭の向かいの席に座る。

「いただきます!」

蘭は、オムレツをひとくち口に入れると、目を輝かせて俺を見てきた。

「美味しい!」

「それは良かった」

蘭は、俺の作った料理を全て完食してくれた。